その他／マルチ戦略が作品をダメにする

先に言っておくと、涼宮ハルヒの憂鬱３回目の放送をまだ見ておらず、かつ原作を読んでない人は
マッハで原作の１巻目だけでも読んでおくことをお勧めします。
なぜなら、予告エラーかと思った前回の予告がエラーなどではなく、アニメ放送３回目の
放映日に、さもそれが当然であるかのごとく、本気で第４話を放映しやがったからで。
長門が宇宙人だと公表された前回から飛んでます。その経緯とか言ってないにもかかわらず
飛んでます。朝比奈さんとか正体公表してないのに飛んでます、これじゃ禁則事項の意味が視聴者に（ｒｙ

一番可哀想なのは古泉くんで、登場シーンすら流れてないのにさも居るのが当然の如く初っ端に
登場してます。これじゃ閉鎖空間がーとか仲間のーとか原作知らない視聴者には全く意味が（ｒｙ
そーゆー経緯があるのでアニメの方を無知よりは楽しみたいなーって人は原作第一巻だけでも読みましょう。
・・・ゆーかおおよその概要書いちゃったほうが良かったかしら。


ハルヒとかひぐらしとか見てて思うんだけど、作品の質を落としてる２次媒介（とでも言うのかな）って
どうかと思うこの頃。確かに媒介が増えるとそれに関わる機会が増える＝知名度が上がるからそういう
意味では悪くないんだろうケド、原作知ってる人間からすると「あーなんかアニメって作品の質を
落としてるなー」とか感じることもあるわけで。まあアニメの都合上放送の尺だとかもあるわけですが、
それでも拘るのはアニメ化したっていう事実ではなくそれによって世間に流される作品の質だと思うけど。
実際時間軸が紙媒体よりもアクティブなんだからそれこそ間の取り方だとか、声優の技量とかも関わって
くるわけだけど、後者は練習次第で伸ばせるし前者も質を下げるくらいなら放送回数増やしてでも
原作の雰囲気みたいなのをより忠実に再現すべきだと思うんだけどなぁ。

某ゲームにロックマンシリーズってあるじゃない？
あれの初代、本当の第一作目とかって当初はボスキャラ８人の予定だったらしいけど、ボスキャラ
８人にすることによってキャラクターの動きが単調になるのが嫌だったからという理由で敢えて
ボスキャラを６人に減らし、その分各キャラクターをより活き活きとした動きになるよう努めた
っていう話をどっかで聞いたことがあります。・・・デマだったらごめんなさい。

そういう作品の質に対する拘りみたいなのをもうちょっと重要視して欲しいなぁ。
人気小説だって人気漫画だってドラマ化・アニメ化されたらそれで終わりじゃないんですよ。